COLUMN

2018.02.28

物流と運送におけるシステムで安全性を高める7つの仕組みとは

物流と運送におけるシステムで安全性を高める7つの仕組みとは

物流業におきましては、商品配送の際の交通事故や倉庫作業中の熱中症など作業中に事故が起こりかねないケースがあります。
今回はシステムを利用し、安全性を高める新しい仕組みをご紹介します。

スマートウォッチによる体調変化の可視化

ある企業では、業務効率化を目的にスマートウォッチを現場に導入。今後は熱中症対策や事故防止の注意喚起などにもスマートウォッチを利用していく予定です。

ながら運転の防止

ある企業が、スマートフォンやタブレットの機能を利用し、その利用者が車や電車に乗った状態であるかどうか判断ができる仕組みを開発しました。
この機能を利用することで、車を運転しながらスマートフォンを利用した際に、注意喚起の画面を表示したりすることも可能になり、ながら運転の防止に繋げることができるようになります。

ドライブレコーダーの利用

車両の事故が起こった際の証拠を録画するため利用される事が多いドライブレコーダーですが、撮った動画をクラウドに自動でアップする仕組みが開発されました。
システムが危険な運転をしている場面を自動で判別し、その場面を短く編集、クラウド上にアップロードします。
その動画を当事者だけでなく、管理者とも共有することで、事故防止に繋げる対策を行うことが可能になります。

点呼作業の改善

ある企業では、ITを利用した点呼を行うことで交通事故などを大幅に減らすことに実現したようです。
いつも顔を合わせている職場のメンバーで毎日点呼を行っていると慣れが生じてしまうことが多々あります。
その企業では、ウェブカメラやマイク、アルコール検知器などを導入。他の拠点の管理者がPCを利用したオンラインによる点呼を行うことにより、緊張感が生まれ、点呼の質も向上し交通事故や配達する商品の破損などの件数を減らすことができました。

運転時の居眠り防止ツールの利用

現在、様々な企業がウェアラブルデバイスを利用した、居眠り防止ツールの開発及び販売を行っています。
頭や体の傾きを感知するタイプや眼球の動き、脳波の変化を検知するタイプなど様々な方法で居眠り運転の予兆を感知し、音声や振動でドライバーに注意を促します。

長時間運転是正への取り組み

遠距離の商品輸送業務となるとどうしても労働時間が長くなり、それが原因で居眠り運転や運転ミスに繋がってしまうことがあります。
配送管理システムを利用した事前シュミレーションによる配送計画の改善など、長時間運転是正の取り組みが始まっています。

自動ブレーキシステムの活用

前方の道路状況を認識し、危険を察知した際には自動で車にブレーキをかける自動ブレーキシステムの利用も商品配送作業の事故軽減には効果的です。
今後、自動運転システムの機能と安全性がさらに進化することで、人為的ミスによる事故を減らすこともできるようになると考えられます。

まとめ

物流業におきましても、事故防止の取り組みは極めて重要です。
ここで紹介したような新しいツールを利用することによる安全に作業を行える仕組み作りが今後さらに重要になります。

 

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