倉庫においてピッキングエリアとストックエリアを分けるメリットとは

倉庫においてピッキングエリアとストックエリアを分けるメリットとは

2021/9/17公開

倉庫においてピッキング作業効率向上と保管効率向上を両立するため、ピッキングエリアとストックエリア(保管エリア)を分けた運用をする場合も多く、このような運用をダブルトランザクションといいます。
今回はこの運用の特徴・メリット・どのような場合に適しているかなどをご紹介します。

1.運用の特徴

ピッキングエリアとは主にピッキングする在庫を置いておくための場所で、ストックエリアとは基本的に大きな荷姿で商品を保管。ピッキングエリアへ補充をするための在庫を置いておく場所です。
多品種少量の販売が多いネット通販などで、倉庫での出荷業務の効率化と品揃えが重要になり、ダブルトランザクションの運用が効果的になります。

2. 運用のメリット

ピッキングエリアとリザーブエリアを分けることで、ピッキングエリアがコンパクトになり、ピッキングから出荷までの作業動線が短縮できます。
また、必要な在庫がピッキングエリアにあるので、作業者が在庫を探して倉庫内を歩き回る機会も減り作業効率の向上が見込まれます。
ストックエリアでは保管・ピッキングエリアへの補充が主な役割のため通路幅等を最小限に抑えて保管効率の向上が見込めます。また、ケース単位でのまとまった出荷があるような場合には、ストックエリアから出荷するなどの対応がされます。

3. 運用に適した倉庫と商品

出荷頻度が高い・在庫移動がしやすい・1回の出荷量が少ない倉庫が適しているとされています。

●出荷頻度が高い
出荷頻度が高い場合、ピッキングのための移動距離が増えます。
ダブルトランザクションを導入することで、ピッキングの動線を大幅に短縮でき、出荷業務の改善が行えます。

●在庫移動がしやすい
ストックエリアからピッキングエリアへの補充作業が必要となります。
そのため在庫移動がしやすい商品の方が運用に適しています。

●1回の出荷量が少ない
ピッキングエリアでは保管できるスペースがそれほど広くないので、ネット通販のように1回あたりに出荷する商品の量が少ない倉庫の方が適しています。

4.運用効率をさらに改善するWMSの特徴とは

ダブルトランザクションで倉庫を運用する際に、さらに効率を改善するWMSの特徴としては、下記が挙げられます。

●複数荷姿管理
ストックエリアではケース単位での保管や出荷が行われ、ピッキングエリアではバラ(ピース)による出荷などが想定されます。
ケース・ボール・バラ(ピース)といった荷姿管理・荷姿単位での出荷に対応していると効果的に運用が行えます。

●フリーロケーションへの対応
フリーロケーションに対応したWMSを活用することで、保管効率を改善できます。
またピッキングエリアにおいて、出荷頻度が高い商品は推奨ロケーションを活用することで、作業する方がピッキングしやすくなります。

●リアルタイムな実在庫の管理
在庫移動の頻度が多いので、ハンディターミナルなどを活用しリアルタイム在庫管理を実現することで、作業精度を改善できます。
(複数荷姿管理・フリーロケーションへの対応などが可能なクラウド在庫管理システムはこちら

まとめ

ネット通販など消費者からのニーズの多様化と物流改善が求められる中、出荷作業の改善は今後もさらに重要になると考えられます。
物流改善に有効な方法の一つがピッキングエリアとストックエリアを分けた運用であるダブルトランザクションの導入になります。
出荷効率と保管効率の改善をご検討の方は試してみてはいかがでしょうか? 

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