
倉庫における保管スペースを有効活用する5つのポイントとは
2018/5/31公開
倉庫の広さが限られているので、商品を保管するスペースを有効活用したいという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、保管スペースを有効活用する5つのポイントをご紹介します。
1.倉庫内の整理整頓
保管スペースの有効活用や倉庫内作業の効率化など、全ての業務改善の第一ステップは倉庫内の整理整頓になります。
商品や倉庫の備品があるべき所に正しく収納されており、しっかり清掃が行き届いている状態をキープすることが重要になります。
これにより倉庫内のスペースの有効活用が実現し、効果的に商品を保管できるようになります。

2. フリーロケーション運用の実施
倉庫内のロケーション管理には大きく分けて、商品を保管する棚を事前に決めておく固定ロケーションと任意の空いている棚に商品を保管することができるフリーロケーションがあります。
フリーロケーションで運用する場合には、どこに商品を保管しているかを管理する必要があるので、在庫管理システムの導入が必要になります。
フリーロケーションで管理することにより空いている棚の活用ができ、保管スペースの有効活用が実現します。
(フリーロケーション運用にも対応したクラウド在庫管理システムはこちら)

3. 商品を保管する棚や梱包材、通箱のサイズの最適化
商品の大きさや種類に応じて棚の大きさを変更することも保管スペースの有効活用には効果的です。
また、梱包材、通箱などを利用し、それに商品を入れ棚に収納している場合には、棚だけでなく、それらも適切なサイズの物に変更することが重要になります。
梱包材や通箱のサイズの最適化を行うことにより、商品を運ぶ際の積込み効率の改善も可能になります。
4.在庫の数量を適切に管理
商品の必要な数を認識し、その数量を適正にすることが保管スペースの有効活用には重要になります。
必要以上の商品を保管するとそれだけ広い保管スペースが必要になりますし、倉庫内作業も増えてしまいます。
在庫管理システムなどを導入し、在庫の見える化を実現、需要の予測などを適切に行うことで必要な在庫数が明確になり、不要な在庫を保管する必要もなくなります。

5.ピッキングエリアとリザーブエリアのレイアウトの最適化
倉庫には、すぐに出荷するための商品が保管してあるピッキングエリアとピッキングエリアに商品を補充するための商品が保管されているリザーブエリアに分かれているケースがあります。
商品の出荷量や重さ、作業方法などを考慮に入れ、ピッキングエリアとリザーブエリアのバランスやレイアウトの最適化を行うことも保管スペースの有効活用には効果的です。

まとめ
倉庫の保管スペースを有効活用するには、整理整頓や在庫管理システムの活用、棚や梱包材などの最適化が有効です。
ここで紹介したことを参考に、できる所から改善を始めてみてはいかがでしょうか?
物流ソリューション一覧
アトムエンジニアリングの物流ソリューションをご紹介します
課題 | 対応方法 | ソリューション |
---|---|---|
倉庫の保管スペースを有効活用したい | フリーロケーションの在庫管理により、商品を保管する間口を固定する必要がなく、空いている任意の間口に商品を保管 | |
在庫が何処に、幾つあるのかすぐに確認したい | エリアやロケーションをシステムで管理 | |
余剰在庫や在庫切れを防止したい | 倉庫内の在庫数の閲覧や発注点管理が可能なシステムの導入 | |
今後、出荷する見込みのない在庫を簡単に見つけたい | 在庫回転率分析をすることで、回転率が極端に低く、今後出荷する見込みの少ない在庫を確認 | |
在庫管理の精度を上げたい | 入荷・入庫・出庫時にハンディターミナルやスマートフォンでバーコードを照合 | |
外部倉庫の在庫状況を見える化したい | インターネットを通じて、外部倉庫の在庫を管理できるクラウドシステムを閲覧 | |
誤出荷を防止したい | ハンディターミナルやスマートフォンでバーコードを照合 | |
トレーサビリティに対応したい | 商品の賞味期限やロット番号を管理し、出荷履歴が見えるシステムの導入 | |
初期費用を抑えて仕分け作業をシステム化したい | スマートフォンやPCの画面に仕分け指示を表示することで、表示器を購入する必要もなく初期導入費用を削減 | |
複数の出荷先のピッキングをスピーディーに行いたい | 複数オーダーの出荷情報などがシステムで閲覧でき、それらの商品を仕分ける間口が設置されたピッキングカートの導入 |