COLUMN

2020.10.22

物流品質の改善で効果的な4つの出荷引当方法とは

物流品質の改善で効果的な4つの出荷引当方法とは

お客様からの信頼を高めるためには在庫を適切に保管して、出荷指示通りに間違いなく出荷業務を行い物流品質を改善する必要があります。
今回は、在庫の品質の維持や、出荷に関するお客様からのご要望に応えて物流品質を向上させるために効果的な出荷引当方法を4つご紹介します。

先入先出

商品によっては、倉庫内に長期間保管することで品質が劣化してしまう物もあります。
先入先出は、商品が入荷した時にその日付を管理することで、入荷日をもとに古い商品から順番に出荷引当をする方法です。庫内に在庫を保管する期間を短くして品質の劣化を最小限に抑えることができます。
(先入先出、ロット割れチェック、出荷期限切れチェックなどの各種出荷引当機能がついているクラウド在庫管理システムはこちら

ロット割れチェック

商品によっては、お客様のご要望などによりロットを揃えて出荷するといった場合があります。ロット割れチェックは、出荷先ごとに複数のロットの商品が混在しないように出荷引当する方法で、お客様のニーズに合った出荷が可能になります。

出荷期限切れチェック

賞味期限や使用期限などがある商品は、出荷に期限日を設ける場合があります。
出荷期限切れチェックとはお客様・出荷先などへ商品が届いた際に、賞味期限・使用期限に余裕のある状態で届けるため、製造日からそれらの期限切れまでの期間の1/3以上を残して納品できるようにするなど、期限日を設定してそれより出荷が遅れないよう出荷引当を行う機能です。
このようなチェックを行うことで物流品質を改善できます。

賞味期限逆転チェック

賞味期限逆転チェックとは出荷先・商品ごとに、前回出荷した商品より古い商品が出荷されないように、前回の出荷履歴をチェックして出荷引当する方法です。
このような出荷引当を行うことでさらに高い信頼を得られるのではないでしょうか。

まとめ

このようなチェックをしながら出荷引当を人の手で行う場合には経験や熟練の技が必要ですが、このようなチェック機能のある在庫管理システムを導入することで、スムーズに出荷引当をすることができます。
また、入庫票を使って在庫管理を行い、ハンディターミナルを活用することで、これらの確認も簡単に正確にできるようになります。
入出荷などの日付・ロット・出荷履歴などを管理して物流品質を改善させることができれば、お客様からの信頼を高めることができるのではないでしょうか。

 

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