COLUMN

2017.12.22

トラックによる幹線配送業務を改善する4つの試みとは

トラックによる幹線配送業務を改善する4つの試みとは

物流業界の人手不足の影響もあり、トラックによる幹線配送業務の効率化や作業内容の改善を行うべく新たな試みが始まっています。
ここでは、それら4つの試みをご紹介します。

ダブル連結トラックの利用

ダブル連結トラックとは、大型トラックの荷台部分をさらに1つ追加し、2つのコンテナを連結した状態で運ぶトラックのことです。
現在はまだ試験段階ですが、この仕組みを利用することで、2倍近くの貨物を一度で運ぶことが可能になります。

共同配送の実現

他社の荷物を一緒に運ぶ共同配送も幹線配送の効率化には効果的です。
製造業のみならず、配送業などでも共同配送の利用が広がると考えられます。
また、今後はダブル連結トラックを利用し、他社のコンテナを追加で連結し配送する仕組みについても実現に向け検討が始まるようです。

スワップボディコンテナの利用

スワップボディコンテナとは、荷物を積み込むコンテナ部分の取り外しが簡単に行える車両のことです。
ドライバーが目的地に着いた際にすぐにコンテナを外し、別のコンテナを付けて出発できるなど、 荷物の積み下ろしと車両の運転業務を切り離して行うことが可能になるため、商品配送の効率化が実現します。

リレー輸送の実現

他社と連携しトレーラーのコンテナをリレー方式で輸送することで、ドライバーの長時間労働の緩和を行っている企業もあります。
その企業では、商品配送の中継地点までトラックで商品を配達。そこでコンテナを切り離し、目的地に近い場所を拠点にする協力企業に目的地まで荷物を運んでもらうことで、ドライバーの労働時間の短縮を実現しています。

まとめ

物流業における人手不足は深刻な状態となっており、業務の効率化や働き方改革が求められています。
自動運転技術の進歩により将来的には無人トラックによる貨物の配送が可能になるかもしれませんが、技術のみならず法律の壁もあるため実現には時間がかかりそうです。
今後どのような方法で物流業界における人手不足を解消するのか、その動向が注目されます。

 

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