COLUMN

2016.04.25

倉庫内において歩行距離を短くする8つのポイントとは

倉庫内において歩行距離を短くする8つのポイントとは

倉庫作業の効率化において歩行距離を短くすることはとても重要です。
ここでは、移動距離を短縮する8つのポイントをご紹介いたします。

移動距離を計測する

現在の移動距離を測定し、その後目標を設定。目標達成のために改善方法を検討し実行。その結果を確認した後、再度改善方法を検討するというPDCAのサイクルを回すことがとても重要になります。
歩数計を利用するなど現状を明確にすることが歩行距離短縮のスタート地点になります。

エリア内で作業が完結するようにする

1商品ごと入荷、入庫を行うというような作業エリアをまたぐ運用を行うとエリア間の移動が必要になり、結果的に歩行距離が長くなってしまいます。
各々のエリアのみで作業が完結するようにすることで効果的に業務が行えるようになります。

ABC分析を行いロケーションを変更する

出荷頻度ごとに商品を分類するABC分析を行った後、出荷頻度が高い商品を出荷口近くに配置することは移動距離を短くするためにとても効果的です。 また、ピッキングの際など渋滞が起こらないように、動線を意識することも重要になります。

ロケーション管理を行う

商品が倉庫のどこにあるのか分からず、倉庫内をウロウロ探し回ったという経験を持つ方も少なくないのではないでしょうか?
ロケーション管理を行うことで、誰でも「どこに」、「なにが」、「いくつ」あるかがすぐに分かるようになりますので、倉庫内を探し回る必要がなくなります。

リザーブエリアから補充する方法をルール化する

商品をピッキングする際に商品が足らない事に気づき、そのたびにリザーブエリアから商品を補充していませんか?
補充のルールを前もって決めておくことで、そのような回数を減らすことができ、作業の効率化が実現します。
また、ピッキングエリアとリザーブエリア内の配置を適切に行うこともエリア間の歩行距離短縮に効果的です。

ピッキング方法を適切に選択する

ピッキング方法には、1オーダー毎に商品をピッキングするシングルピッキングと複数オーダーのピッキングを一度に行うトータルピッキングがあります。
出荷形態に合わせて適切なピッキング方法を選択することで移動距離を短縮することが可能になります。

マテハン機器の導入を検討する

入出庫を自動で行ってくれる自動倉庫や商品をベルトコンベアーで運んでくれるソーターなどマテハン機器を導入することで移動距離を短縮することができます。

入荷口と出荷口の場所を見直す

入荷口と出荷口の場所を見直すことで、トータルの移動距離を短縮することができるようになります。
また、その際には作業のしやすさや作業員の動線、リザーブエリアの場所なども考慮に入れることが重要です。

まとめ

歩行距離を減らすことで、倉庫内の作業時間の短縮が実現します。
現在の移動距離を明確にし、計画、実行、評価、改善を繰り返すことで作業を効率化することができます。
この機会に、倉庫内の歩行距離を短縮し、業務の改善を行ってみませんか?
ちなみに、弊社アトムエンジニアリングは物流、製造、倉庫の現場を改善して30年の実績がございます。システムの導入により倉庫作業改善をご希望の方はこちらからお気軽にご連絡ください。

 

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