COLUMN

2014.01.07

最適な棚卸方法とは?

最適な棚卸方法とは?

恐らくどんな業種の方でも定期的に棚卸を行っていると思います。

一般的に棚卸は大きく分けて2通りのやり方があります。
一斉棚卸と循環棚卸です。

一斉棚卸は入出荷などの在庫の移動を全て止めた上で、全部の在庫を一気に計上するやり方です。
スーパーなどでも期末などになってくると棚卸のため開店時間の変更や休業などの案内を見かけるようになりますね。
在庫管理システムを使っている場合でも、使っていない場合でも、理論上の在庫というものは持っていると思いますので、理論在庫と実在庫を見比べて誤差をチェックしていく形になります。

誤差が0%になるのが理想ですが、これがなかなか難しいです。
合わない在庫があれば、合うまで確認をするところもあります。
銀行なんかはその典型ですね。1円でも違っていたら帰れないという話はよく聞きます。

一般的には理論在庫と実在庫が合わない場合には、何度か在庫確認を繰返して、最終的には実在庫を正として計上して棚卸誤差が発生する、というパターンが多いようです。
この場合にはその原因・真因を追求していくことにより、次回棚卸時には誤差を減らすという試みをされている企業様もあります。(作業者にとってはつらい時間かも知れませんが・・)
在庫管理システムを使った棚卸であれば、「どこにある」というところも確認が出来るので、より精度の高い在庫確認が出来るようになります。
(棚卸も簡単に行える在庫管理システムはこちら

一方循環棚卸はいろいろなパターンがありますが、ここでは代表的な分かりやすいパターンを紹介しましょう。

・エリアごとの循環棚卸
エリアごとに棚卸をやるタイミングをずらして、本日棚卸をするエリアについては入出荷を行わせない、というものになります。
一斉棚卸のエリア版っていう感じですね。
一部の商品が出し入れ出来なくなりますが、それ以外は通常通りに入出荷出来るようになります。

・当日、入出荷が合った商品のみの棚卸
これは一斉棚卸と併せて使われることが多いですが、定期的に一斉棚卸を行い、その後は1日毎に動きの合った商品に関してのみ棚卸を行うというものです。
一斉棚卸で全在庫を確定し、その後は毎日動きがあった商品を確認が出来るので、ミスがあった場合の発見が迅速に行えます。
これの応用として、動きの多い商品のみ実施したり、在庫の誤差が多い商品だけを実施したりなど、様々なケースが考えられます。

一斉棚卸は精度が高い棚卸が出来ますが、その間、入出荷業務を止めなければならないために、業務時間外(残業時間帯、休日など)に行ったり、その日の出荷は一切止めるということが必要になります。
また、広いエリアを一斉に棚卸するので、人手も必要になってきます。

循環棚卸は一斉棚卸に比べて人手も少なくて済みますし、業務に与える影響も少なくなりますが、その分精度は多少落ちます。
このエリアにあると思っていた商品が違うエリアにあったなどは確認が取れません。

業種業態により棚卸に関してはどういう方法がいいのかという回答はありません。
自社の棚卸結果を元に今一度棚卸の方法について考えてみてはいかがでしょうか?
また、棚卸を効率化できる在庫管理システムへの資料請求、お問い合わせはこちらからどうぞ。

 

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